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『27』父の歳を超え、この曲を解き放つ。僕が僕であるために。

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本サイト緊急特別企画、発売したばかりの1st EP『LET FREEDOM RING』の中から、『27』に込められた思いをひも解く独占インタビュー。『27』という数字の意味とは?そして、この曲を通して彼が伝えたい想いに迫る。

※『27』を3/31のミュージックステーション特番にてTV初披露!

Interviewed by Taiga BEPPU
Supervised by Daisuke YOSUMI

▽尾崎裕哉 / 27 [LET FREEDOM RING TOUR 2017 at EX THEATER ROPPONGI]

Q1 デビューEP『LET FREEDOM RING』の中で、重厚なロックサウンドをバックに、叫ぶように歌われている『27』は異彩を放っていると思います。この曲に込めた思いを聞かせてください。

「27」は、僕の今の年齢です。この数字は僕にとってはとても大きな意味があることなんです。

僕が2歳の時、当時26歳だった父・尾崎豊が亡くなり、母親が26歳、僕が5歳の時、日本のマスコミから僕を守るために、母は僕を連れて米国に渡りました。

そして僕は、その年齢を超えた27歳で本格的にアーティストとしてデビューすることに。
そんな僕の心の中にあるのは、「父親の見れなかった、その先の景色を見たい」という気持ちなんです。

ずっと僕にとって父親は憧れのミュージシャンでしたし、父親のようになりたいという思いがかなり強かった。だからこそ僕自身が、自分と父親を比べてしまうことが多く、重圧や葛藤で苦しかった時もありました。

あと、父親とあまりにも声が似すぎていて、僕が歌っていても、周りは僕のことではなく「父のことを見ているのではないか」という感覚になることが多くて。それがもどかしかった。でも、そんな日々があったからこそ今の自分がいる。

「もがき苦しんだ過去の気持ちを忘れずにいたい。そして父の年齢を超えた今、まだ見えない未来に向かって走り続けるんだ」
そんな決意を、ストレートに歌詞にしたのがこの『27』という曲です。

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Q2 『LET FREEDOM RING』のテーマは〝解放〟だと以前伺いましたが(インタビュー連載第3回を参照)、それをまさに象徴するような曲ですね。

「自分の思いを、自分の存在を世界に解き放つ」ことがこの作品のテーマでしたが、その中でも『27』が自分を一番さらけ出せた曲だと思います。

この曲の、

ーー受け入れることも 否定することも
ーー全てぼくが選ぶことだと知ってるの

というフレーズには、「他人にいろんなことを言われても、意思決定をできるのは結局自分自身しかいない。自分は自由で、自分自身の人生の責任は自分だけにしか背負うことしかできない。だからこそ、誰かと比べられても、そんなこと僕には一切関係ない」という気持ちを込めています。

僕にとって音楽は日記のような感覚があるんですよね。その時、その瞬間に思ったことを書きとどめておくような。そして、それを歌ったらいつでも思い出せるように、という思いもあるんです。

だから、デビューEPに『27』が入ることは僕にとっては必然の流れなのかなと。その結果、EPのテーマである〝解放〟を、より体現できる作品になったんだと思います。

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Q3 歌詞には父親の遺した曲名も入っているんですよね?

「僕が僕であるために」というフレーズが入っています。

ーーため息ばかりついていたいのは
ーー僕が僕であるために背負うことが多すぎた

『僕が僕であるために』は、尾崎豊の名曲の一つですが、実は僕が一番好きな曲なんです。自分自身が父親と比べていたこと、曲がかけなかったことも含めて、自分になかなか勝てなかった時期が続いていたので、そのときの想いを記したいという思いがありました。

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Q4 「父親の見れなかった景色を見たい」にはどんな思いがあるんですか?

26歳で亡くなった父は、27歳以降の人生を知らないわけです。端的に言えば「その歳になったぼくが、その続きの景色を見るよ」ということになりますが、まだ言語化できない、もっと複雑で深い感覚ですね。いつか言葉にしてみたいと思っています。

シンガーソングライターの僕が表現したいこと、伝えたいことは、大きな方向性は父親と同じなんですよ。それは「生きることの本質を歌う」こと。そして、それを「等身大の表現」で自分をさらけ出すこと。

生きることの本質は何か、それをどうやって伝えるのかは人それぞれですよね。父には父の、僕には僕の。僕はそれを、何も取り繕わず、できるだけ素直な気持ちで、僕だけのやり方で表現したいんです。その一つが、『27』なんです。

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Q5 裕哉さんにとって、それはどんな景色なんですか?

音楽を通じて、人の心を動かしたい。それが、社会を変えることにつながる。
僕はそう思っています。そして、音楽にその力があると、心から信じることができるんです。

なぜなら、僕自身、音楽に救われ、人生を変えられてしまったひとりだから。きっと父親もそういう願いを胸に、彼なりの方法で表現していたんだと思うんです。

もしぼくが、自分をさらけ出して創り、歌った曲が誰かの心に届き、その人が少しでも自分と向き合えるきっかけになれたら。そして、その人の見る景色が少しでも変わり、それによって人生が動き、それが周りの人たちに伝播すれば、と。そのインパクトが、少しでもポジティブな方に向いてくれれば、それ自体が社会へのコミットだと思うんです。

僕は誰からも、比較も期待もされたくない。僕は僕の人生を生きるだけです。
「自由の鐘を鳴らせ」という意味の『LET FREEDOM RING』、そしてその中の『27』という曲は、本当の意味で、アーティストとしてスタートラインに立つための作品であり、音楽の可能性に賭けるという決意の曲でもあるんです。

▽尾崎裕哉 / 27 [LET FREEDOM RING TOUR 2017 at EX THEATER ROPPONGI]

『27』

ため息ばかりついていたのは
僕が僕であるために背負うことが多すぎた
受け入れることも 否定することも
全て僕が選ぶことだと知っているの

焦る必要ないんだってつぶやく唇が
時々滲んで見えてしまうけど
思い出すよ

幼過ぎたあの頃 僕は
遠い背中を追っかけていた
諦めかけたときもある
でも走り続けた
生まれた意味を 探していたよ

誰を信じればいいのかわからなくて
自分だけが頼りだと思っていたし
すれ違がった人々を思い出して傷ついて
ほら また僕は臆病になっちまうの

突然冷たい言葉が突き刺さったとしても
生きる強さを忘れてしまわないで
ほら見えるよ

少し分かり始めた 僕は
遠い背中を追っかけていた
僕は僕らしく生きる
一人じゃないから
生まれた意味を 信じているよ

忘れないで その心
すぐには分かってもらえなくても
忘れないで その気持ち
遠回りだと思っても

食いしばって あともう少しだけ
いつだって 自分を犠牲にしたくない
比べたって 探している答えは
見つからない
笑顔から始めよう

果てしない叫びの中 僕は
いつの間に追い越していたけど
この道はまだ続くよ
走り続けるのさ
まだ見ぬ風景
まだ見ぬ夢を
探していくよ

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1st EP『LET FREEDOM RING』が3/22より絶賛発売中!

1. サムデイ・スマイル
2. 27
3. 始まりの街 (Soul Feeling Mix)
4. Stay by my Side
5. 27(starRo Remix)

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