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03 LET FREEDOM RING|デビュー〈尾崎裕哉に問う。7つのこと〉

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インタビュー連載〈尾崎裕哉に問う。7つのこと〉Vol.3は、本日3/22にリリースのデビューCD《LET FREEDOM RING》について解き明かす。『サムデイ・スマイル』『27』『始まりの街 (Soul Feeling Mix)』『Stay by my Side』という、音楽的多様性に富む、コンテンポラリーJ-POPとも言える、強烈な個性的を放つ楽曲たちが収録されたEP。彼は何を思い、どうこの作品を創りあげたのか? 《LET FREEDOM RING》を自身の言葉でひも解く。

Interviewed by Taiga BEPPU
Supervised by Daisuke YOSUMI

尾崎裕哉インタビュー連載
#01 Life Story
#02 Music is my Life
#03 LET FREEDOM RING
#04 Social Message
#05 My Father
#06 Global Thinking
#07 SECRET Q&A

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1st EP『LET FREEDOM RING』

Q1 まず、なぜデビュー作に『LET FREEDOM RING』(日本語訳は『自由の鐘を鳴らせ』)という名前をつけたんですか?

去年の11月後半に、クリエイティブチームのみんなとのミーティングの中で、「解放」というキーワードが浮かび上がってきて。僕にとって、アーティストとしてデビューするということは、自分自身を解放することであり、世界へ向けて尾崎裕哉という存在を解放することなので。

それから、僕が「LET FREEDOM RING」という言葉を思いついたんですよね。そういった経緯で、今回のデビューCDのテーマを「解放」としたんです。

Q2 「LET FREEDOM RING」という言葉はどうやって思いついたんですか?

《LET FREEDOM RING》という1st EPのタイトルは、マーティン・ルーサー・キング牧師の、伝説のスピーチに対する敬意でありオマージュなんです。

ちょうど約半世紀前に暗殺された彼は、黒人への人種差別が根付いていたアメリカで立ち上がり、先頭に立って白人社会に抵抗し、ついには本当に社会を変えてしまった歴史的な革命家。その決定的な転換点となった、1963年の「I have a dream(私には夢がある)」のスピーチは今日も多くの人の心を揺さぶり続けていますよね。

以前ぼくがナビゲーターを務めていたInter FMの番組では、いつも彼のことを取り上げていたんです。それくらい尊敬していて。僕が育ったアメリカでは、歴史の授業でかなり詳しく黒人解放運動のことを勉強します。だからこそ、彼の偉大さがよくわかるんです。

「言葉」で社会を動かしたキング牧師。僕は「音楽」で、それに挑戦したい。そんな思いを込めて、このデビュー作のタイトルを『LET FREEDOM RING』にしました。


『サムデイ・スマイル』

Q3 そんなCDの1曲目に「サムデイ・スマイル」。この曲にはどんな思いがあるんですか?

この曲には、同世代の仲間に向けて書いたり、怪我のリハリビをしてる友達への応援歌だったりということもあるんですが(インタビュー第2回で掲載)、他にもいくつかきっかけがあるんです。

ひとつは、最初から坂本九の『上を向いて歩こう』みたいな曲を作りたいっていう気持ちがあったこと。それだけは最初から明確にイメージがあったんですよね。あの曲って、底抜けにポジティブな曲ではないけど、すごく前向きになれますよね。

歌詞においても、サウンドにおいても、僕もそんな曲を作りたくって。そのコンセプトを、ワードプロデューサーのいしわたり淳治さんに伝えて、一緒に歌詞を練っていきました。それから、サウンドプロデューサーの蔦谷好位置さんと一緒にアレンジを構築して、ギターのリフを活かした爽やかな曲にしよう、という話に。さらにラップパートではレーベルメイトのSALUくんにリリックを提供してもらいました。

あと、6年前の東日本大震災の1ヶ月後に大学の仲間と行ったボランティアも大きかったです。避難所の前の公園で一緒に遊んでいた時に雨が降ってきて。当時は放射能の心配がされていて、その中の女の子が怖いって泣き始めたんですよ。その子は避難所に戻るしかないけど、僕たちには8時間離れた東京に家がある。

そんな状況でぼくに何かできないかなっていうのがずっと心の中にあって。だから、「いつか必ず幸せになれるから、今を生きていこうよ」って、そんな曲がずっと作りたかったんですよね。

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『27』

Q4 「27」には曲中に、お父さんの尾崎豊さんの曲のタイトルでもある『僕が僕であるために』というフレーズが出てきますよね。ここにはどんな思いがあるんですか?

父親が亡くなった26歳で、母親が僕を連れて渡米したのも26歳なんです。
尾崎家にとって象徴的ともいえる「26」という年齢をついに超えて、僕は「27」になった。その歳 に僕は、アーティストとしてデビューすることになったんです。

父の歳を超えた僕が、音楽活動を本格化することで「父親の見れなかった景色を見たい」という思いがあるんです。そんな意味を込めて、この「27」という曲を創りました。

この曲は、等身大の自分をさらけ出した曲でもあります。「もがき苦しんだときもあったけど、これからついに希望に向かって突き進んでいくんだ」と。自分の今のこの気持ちを忘れないために曲にして残しておくような感覚もありますね。


『始まりの街』

Q5 次は「始まりの街 (Soul Feeling Mix)」。この曲への思いも聞かせてください。

この曲は今回の『LET FREEDOM RING』をリリースする前からデジタルでのみ配信していたいんですが、今回はそれを蔦屋さんのアレンジで〝Soul Feeling Mix〟にして収録しました。以前はオーケストラアレンジだったけど、それをバンドアレンジにしたいと蔦谷さんにお願いしたんですよね。

僕が20歳のとき、母親に「パパがいなくて寂しい思いをさせてごめんね」と言われて。それに対して、「そんなことないよ、僕は幸せさ」という言葉を母親に贈った曲です。大学院を卒業するにあたって「子育てからの卒業おめでとう」パーティーを企画して、そこで母親本人と多くの友人の前で、この歌を歌いました。そんな、大切な曲です。

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『Stay by my Side』

Q6 最後4曲目、「Stay by my Side」では、英語詞が多く登場する個性的な曲ですよね。

曲中に「ひとは何のためにひとを愛してしまうの」っていうフレーズがあるんですが、これをサウンドプロデューサーの蔦谷さんが気に入ってくれたのが発端でした。メロディーにも歌詞にも80'sっぽさがあっていい曲になりましたね。

あと、この曲には自分の音楽経験が深く表現されていると思います。僕はブラックミュージックが好きで毎日聴いているし、小学生から高校生までずっとクワイア(合唱)をやっていました。そんな経験をすべて生かせた、そんな気がしますね。

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『自由の鐘を鳴らせ』

Q7 4曲どれも表現力がとても豊かですが、全体に一貫した統一感ともいえる空気感がありますよね。その点も意識して作られたんですか?

実は、まったくそんなことはないんですよ。
『LET FREEDOM RING』というタイトル自体は最初に決まっていたので、そのコンセプトは意識していましたが、目の前の曲を一つひとつ丁寧に作りあげた結果、自然な形で「解放」というテーマを描けたのだと思います。

『LET FREEDOM RING』には、聴いた人が少しでも自由になってほしい、という思いが込められているので、ぜひ、多くの方に聴いていただきたいです。そして、いつか直接、その感想を聞かせてほしいなって思いますね。

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1st EP『LET FREEDOM RING』が3/22より絶賛発売中!

1. サムデイ・スマイル
2. 27
3. 始まりの街 (Soul Feeling Mix)
4. Stay by my Side
5. 27(starRo Remix)

▼iTunes|ボーナストラック付き
http://apple.co/2mrpSbP
▼レコチョク
http://recochoku.com/t0/1006353315/

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